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河北三鎮 かほくさんちんHe-bei san-zhen; Ho-pei san-chên

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

河北三鎮
かほくさんちん
He-bei san-zhen; Ho-pei san-chên

河朔 (かさく) 三鎮ともいう。中国,唐後半,五代初期に河北に存続した魏博天雄軍 (ぎはくてんゆうぐん) ,恒冀成徳軍 (こうきせいとくぐん) ,幽州盧竜軍 (ゆうしゅうろりゅうぐん) の3藩鎮の総称。いずれも唐朝に帰順した安史反乱軍 (→安史の乱 ) の幹部武人の田承嗣,李宝臣,李懐仙を節度使として創置され,官吏の任免徴税,徴兵などを中央の意向を無視して独自に行い,反唐的,自立的傾向が強かった。当時唐朝はこのような藩鎮を「反側の地」と呼んだが,その代表的藩鎮であった。

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世界大百科事典内の河北三鎮の言及

【藩鎮】より

…一方,地方行政の監察強化のために,やはり使職の観察使が新設されたが,しだいに州の上級地方長官と化した。節度使はこの観察使を兼ねて,地方の兵・民・財三権を掌握し,河北三鎮(盧竜・天雄・成徳)のごとき,数代にわたる節度使の世襲や,税賦の中央送付を拒否するなど,唐中央政府から半ば独立した軍閥となるものが多くなった。このような存在を藩鎮,方鎮と呼ぶ。…

※「河北三鎮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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