河合よしの(読み)カワイ ヨシノ

20世紀日本人名事典 「河合よしの」の解説

河合 よしの
カワイ ヨシノ

大正・昭和期の教育家 女子教育の先駆者。



生年
明治17(1884)年

没年
昭和11(1936)年7月9日

出生地
京都府

学歴〔年〕
同志社卒

経歴
東京の渡辺裁縫女学校に学び、のち日本郵船社員・河合貞久と結婚。花嫁学校・香蘭塾を自宅に開き女子教育に当たる傍ら婦人運動などで活躍。社交グループ・芦屋婦人会を結成し社交界花形として名をはせる。昭和11年別府航路の那智丸から愛媛沖で投身自殺を遂げた。著書に「現代母の悩み」「ともづな」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「河合よしの」の解説

河合よしの かわい-よしの

1884-1936 大正-昭和時代前期の教育者
明治17年生まれ。花嫁学校香蘭塾を自宅にひらく。かたわら婦人運動などで活躍。また芦屋社交界の花形として名をはせた。昭和11年7月9日死去。53歳。京都出身。同志社女学部卒。著作に「現代母の悩み」「ともづな」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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