河田郷(読み)かわたごう

日本歴史地名大系 「河田郷」の解説

河田郷
かわたごう

川田谷かわたや辺りに比定される。応永四年(一三九七)七月二〇日の足利氏満寄進状では、相模国鎌倉郡小坪こつぼ(現神奈川県逗子市)の残り半分の替地として、足立大炊助跡である足立郡内「河田郷領家職内」の所領などが鎌倉円覚寺塔頭黄梅おうばい院に寄進されている。正長元年(一四二八)六月二一日の鎌倉府奉行人連署奉書によれば、河田郷領家職が大井五郎左衛門尉のために牛田十郎跡に混入して押領され、黄梅院雑掌の訴えを受けた鎌倉府は、実情調査を武蔵国守護代大石憲重に命じている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む