油圧ダンパ(読み)ゆあつダンパ(その他表記)hydraulic damper; oil pressure damper

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「油圧ダンパ」の意味・わかりやすい解説

油圧ダンパ
ゆあつダンパ
hydraulic damper; oil pressure damper

減衰力に流体の乱流抵抗 (速度n乗に比例する抵抗。1<n<2) を利用したダンパ。流体には通常作動油を用い,オリフィス (隔壁にあけられた流体の流出孔) や通路面積を自力制御する弁によって流体抵抗を発生させる。構造的に,直動式とレバー式に分けられ,前者にはピストン型が,後者には回転翼型とピストン摺動型がある。自動車用のショックアブソーバはこの種のダンパで,直動式ピストン型が多く用いられる。このほか,鉄道車両,航空機車輪装置,配管系統などの制振に利用されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む