油桶(読み)あぶらおけ

精選版 日本国語大辞典 「油桶」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐おけ ‥をけ【油桶】

〘名〙 油を入れておく桶。
① 古く婦人が常用髪油を貯えておく桶。
大乗院寺社雑事記‐長祿二年(1458)九月三〇日「一斗 油桶代 六升四合 吉書餠代」
油売りが油を入れて前後にかつぎ歩いた、蓋付きの丸くて丈の高い二個の桶。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第四〇「油桶にも通ふ穐風〈内喜〉 文の字の厂金落る銭の穴」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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