油紅(読み)アブラベニ

デジタル大辞泉 「油紅」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐べに【油紅】

き油に紅をまぜたもの。芝居で、血に見せかけるのに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「油紅」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐べに【油紅】

〘名〙 梳油(すきあぶら)に紅を練り込んだもの。芝居で、皮膚などにつけて、血に見せかけるのに用いる。
※歌舞伎・狭間軍記鳴海録(桶狭間合戦)(1870)五幕「額へはすに手傷を負ひし油紅(アブラベニ)を附け、手負の拵へ」

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