治め所(読み)おさめどころ

精選版 日本国語大辞典 「治め所」の意味・読み・例文・類語

おさめ‐どころをさめ‥【治所・納所】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 治めている土地。支配地。所領
    1. [初出の実例]「あなたの宮れうこなたの寺のおさめ所とてくんやくにあらざるゆうみんのついへ多し」(出典:浄瑠璃・日本両武将始(1684‐88頃か)一)
  3. 物などを納めておく所。しまっておく場所。なんど。〔羅葡日辞書(1595)〕
  4. 物事最後に落ち着くところ。納まり所。
    1. [初出の実例]「みやづかひつかふまつりて後、かならず身のおさめ所(ドコロ)よき人あまた」(出典浮世草子好色一代女(1686)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android