日本歴史地名大系 「沼木郷」の解説 沼木郷ぬきごう 三重県:伊勢国度会郡沼木郷「和名抄」東急本は「奴木」の訓を付し、高山寺本は郷名の記載を欠く。雄略天皇二一年に丹後国与謝(よさ)郡真井原(まないはら)(現京都府)より遷座された豊受宮は「度会郡沼木郷山田原」に鎮座している(止由気宮儀式帳、太神宮諸雑事記ほか)。また離宮(りきゆう)院が延暦一六年(七九七)まで当郷高川原(たかがわら)にあった(神宮雑例集、「園太暦」延文二年一二月九日条)。「太神宮諸雑事記」長暦三年(一〇三九)二月一五日条に皇大神宮禰宜などが訴えている一三ヵ条中に「第六宇治沼木両郷浪人雑事可被免除事」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by