海の事典 「沿岸親潮」の解説 沿岸親潮 北海道東岸の陸棚上を、春期に南西に流れる海流をいう。千島列島南部の海峡を通ってオホーツク海から流出してきた低温(2℃ 以下)・低塩分(33.0以下)よりなり、沖合いの親潮水とは異なり、その生成にはオホーツク海の海氷の融氷がかかわっている。沿岸親潮水は北海道東岸域 や噴火湾の海況とその季節変化に大きな影響を与える。十勝沖沿岸流と呼ばれることもある。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by