法便(読み)ほうべん

精選版 日本国語大辞典 「法便」の意味・読み・例文・類語

ほう‐べん【法便】

  1. 〘 名詞 〙
  2. [ 一 ] ( ハフ: ) =ほうめん(放免)
    1. [初出の実例]「伊勢国へ率てまかりけるに、法便両三人ぞつけられたる」(出典:平家物語(13C前)五)
  3. [ 二 ] ( ホフ: ) =ほうべん(方便)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「唯一乗の法の味有って、二つも三つもなく、仏法便(ハウベン)の説をば除くべき」(出典仮名草子・夫婦宗論物語(1644‐46頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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