法味村(読み)ほうみむら

日本歴史地名大系 「法味村」の解説

法味村
ほうみむら

[現在地名]額田町大高味おおたかみ

集落は、山あいが入組んだ低地を、北東に村域を貫く里道の西側に立地。東は大山おおやま村、西は須淵すぶち(現岡崎市)南東大河おおがわ村、南西高薄たかすき村、北は村と各々山で接する。中世中山なかやま庄に属したという。箱柳はこやなぎ(現岡崎市)を本貫とする中根氏一門の支配下になったのか、「三河国二葉松」には村内の古屋敷跡として、中根喜兵衛の名がある。一五世紀末には松平氏の勢力圏に入ったと考えられる。天正一八年(一五九〇)岡崎城主田中吉政領、慶長六年(一六〇一)岡崎藩領に編入、宝暦一二年(一七六二)幕府領、明和七年(一七七〇)再び岡崎藩領に戻り明治に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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