法師が母(読み)ほうしがはは

精選版 日本国語大辞典 「法師が母」の意味・読み・例文・類語

ほうしがはは ホフシがはは【法師が母】

狂言。各流。酒に酔って帰った夫がその勢いで妻を追い出す。毎度のことで妻は二度ともどらないと決心をするが、酔いからさめた夫が、かな法師子ども)の母、つまり妻を慕って物狂いの体でさまよっているのに出くわし、再び家にもどる。「狂言記」では「法師物狂(ほうしものぐるい)」。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android