法気付く(読み)ホウケヅク

デジタル大辞泉 「法気付く」の意味・読み・例文・類語

ほうけ‐づ・く〔ホフケ‐〕【法気付く】

[動カ四]ほとけくさくなる。抹香まっこうくさくなる。
吉祥天女を思ひかけむとすれば―・き」〈帚木

ほけ‐づ・く【法気付く】

[動カ四]ほうけづく」に同じ。
「なまめかしき様かはり、―・き尊げになりて」〈浜松・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「法気付く」の意味・読み・例文・類語

ほけ‐づ・く【法気付】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙ほうけづく(法気付)
    1. [初出の実例]「浅からぬ御気色にてだにあらばとおぼして、ほけづきもてなして」(出典:浜松中納言物語(11C中)二)

ほうけ‐づ・くホフケ‥【法気付】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 人間離れして仏くさくなる。抹香くさくなる。ほけづく。
    1. [初出の実例]「吉祥天女を思ひかけむとすれば、ほうけつき」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

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