吉祥天女(読み)きちじょうてんにょ

精選版 日本国語大辞典 「吉祥天女」の意味・読み・例文・類語

きちじょう‐てんにょキチジャウ‥【吉祥天女】

  1. きちじょうてん(吉祥天)
    1. [初出の実例]「吉祥天女像一躯」(出典:西大寺資財流記帳‐宝亀一一年(780)一二月二五日)
    2. 「きちじゃうてんにょもかくやとうたがふほど、うつくしくおぼしめしけり」(出典:御伽草子・熊野の本地(室町末))

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デジタル大辞泉プラス 「吉祥天女」の解説

吉祥天女

吉田秋生による漫画作品。妖艶な美貌少女を軸に相続をめぐる陰謀がうずまく、心理ホラーミステリー。『別冊少女コミック』1983年3月号~1984年7月号に連載。小学館フラワーコミックス全4巻。第29回(1983年度)小学館漫画賞 少女部門受賞。2006年、テレビ朝日系列でドラマ化。2007年には及川中監督による映画が公開された。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「吉祥天女」の解説

吉祥天女
(通称)
きっしょうてんにょ

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
吉祥天女安産玉
初演
宝永1.11(京・万太夫座)

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世界大百科事典(旧版)内の吉祥天女の言及

【インド神話】より

…太古,ビシュヌが音頭をとり,神々とアスラ(阿修羅)たちは,アムリタamṛta(甘露)を得ようとして,大海を攪拌した。その際,海中から次々と珍宝が出現し,ビシュヌの妃となったシュリー・ラクシュミーŚrī‐Lakṣmī(吉祥天女)もそのときに海中から現れた。ビシュヌはまた,聖鳥ガルダ(迦楼羅,金翅鳥)を乗物とする。…

※「吉祥天女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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