泗水町(読み)しすいまち

日本歴史地名大系 「泗水町」の解説

泗水町
しすいまち

面積:二六・九一平方キロ

菊池郡の西部に位置する。東は旭志きよくし村、西は鹿本かもと植木うえき町、北は菊池市と七城しちじよう町、南は合志こうし町と西合志にしごうし町に接する。東西約九キロに及ぶ細長い地形で、中央部を東西に合志川が貫流し、その流域は幅約七五〇メートルの肥沃な水田地帯。北部は花房はなぶさ台地、南東部と南西部は合志台地の畑作地帯となっている。国道三八七号と熊本電気鉄道が中心部を南北に縦断する。縄文期・弥生期の遺跡や古墳も多い。律令制下の郡家所在地とみられる場所や条里の遺構と考えられるものもみられる。中世の一時期佐々木姓合志氏の本拠地ともなり、合志氏一門の塔碑が多く残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android