波多沢村・馬込村(読み)はたざわむら・まごめむら

日本歴史地名大系 「波多沢村・馬込村」の解説

波多沢村・馬込村
はたざわむら・まごめむら

嘉暦元年(一三二六)一二月二〇日の東盛義所領注進状(金沢文庫文書)に「一所畑沢村田十丁畠十五丁 馬込村田三丁野畠三丁少」とみえる。畑沢はたざわ村は現畑沢に比定され、馬込も地内に字名が残る。

〔波多沢村〕

前掲注進状によると盛義領として田一〇町・畠一五町があったが、盛義は元応元年(一三一九)罪科により所領の三分一を没収され(年月日未詳「東盛義所領収公注文」金沢文庫文書)、元亨元年(一三二一)金沢称名寺に寄進された(同年六月二二日「将軍家寄進状案」同文書)。嘉暦四年四月一二日の東盛義上総国内知行分注進状案(同文書)に「波多沢」とあり、田五町九段小・畠五町八段小四〇歩、別に「波多沢ノ浦」三分一も同寺領となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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