最新 地学事典 「波線理論」の解説
はせんりろん
波線理論
ray theory
光や地震波が空間を伝わるときの波の進行に関する理論。レイ・セオリーとも。波動理論に基づく波の扱いと対比して用いられる。短い波長の波に対して有効な扱いである。波線は一様媒質中では直進し,異なる媒質との境界では,反射と屈折の法則(スネルの法則)sinθ/v=一定,に従う。ここでθは波線が境界面の法線となす角(入射角・反射角・屈折角),vはそれぞれの波線の属する媒質の波の速さである。地震波の波線のことを特に震波線(seismic ray)と呼ぶことがある。
執筆者:菊地 正幸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

