泣きべそ(読み)ナキベソ

精選版 日本国語大辞典 「泣きべそ」の意味・読み・例文・類語

なき‐べそ【泣べそ】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 今にも泣きそうな顔つきになること。なかば泣いているような顔つきになること。また、その顔。
    1. [初出の実例]「『早く帰りませうよ』って半分泣きべそになってるんですもの」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉渡風流水)
  3. よく泣く癖のある者。泣きむし。
    1. [初出の実例]「わァい、泣きべそ、出べそ、猪の子のだんごー」(出典:おあんさま(1965)〈大原富枝〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android