泣き初め(読み)なきぞめ

精選版 日本国語大辞典 「泣き初め」の意味・読み・例文・類語

なき‐ぞめ【泣初・鳴初】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 泣初 ) 正月にはじめて泣くこと。《 季語新年
    1. [初出の実例]「手をしめてしめて泣初(ナキゾ)めしたりけり」(出典流寓抄(1958)〈久保田万太郎〉その四)
  3. ( 鳴初 ) 鳥、虫、獣などがはじめて鳴くこと。また、その季節にはじめて鳴くこと。
    1. [初出の実例]「鳴ぞめによしといふ日か猫の恋」(出典:俳諧・文政句帖‐七年(1824)正月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む