泥打祝(読み)どろうちいわい

精選版 日本国語大辞典 「泥打祝」の意味・読み・例文・類語

どろうち‐いわい ‥いはひ【泥打祝】

〘名〙 田植えのとき、早乙女が泥のついた苗を新婚者や通行人に投げつけたり、また、早乙女どうしが苗を打ちつけあったりすること。田祝。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「泥打祝」の意味・わかりやすい解説

泥打祝【どろうちいわい】

田植のとき,早乙女(さおとめ)同士の間で,あるいは新婚者,通行人に対して,田の泥をかけたり,泥のついた苗を打ちつけたりする風習。田植は神聖な労働で,田植の泥によごれることは神に繁栄を祝福されることであった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android