泥打祝(読み)どろうちいわい

精選版 日本国語大辞典 「泥打祝」の意味・読み・例文・類語

どろうち‐いわい‥いはひ【泥打祝】

  1. 〘 名詞 〙 田植えのとき、早乙女が泥のついた苗を新婚者や通行人に投げつけたり、また、早乙女どうしが苗を打ちつけあったりすること。田祝。

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百科事典マイペディア 「泥打祝」の意味・わかりやすい解説

泥打祝【どろうちいわい】

田植のとき,早乙女(さおとめ)同士の間で,あるいは新婚者,通行人に対して,田の泥をかけたり,泥のついた苗を打ちつけたりする風習。田植は神聖な労働で,田植の泥によごれることは神に繁栄を祝福されることであった。

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