洗馬谷横穴群(読み)せんばがやこあなぐん

日本歴史地名大系 「洗馬谷横穴群」の解説

洗馬谷横穴群
せんばがやこあなぐん

[現在地名]鎌倉市関谷

打越うちこしの北側尾根を越えた洗馬谷の支谷大六だいろく谷にあり、四穴からなる最末期の横穴群。第二号穴・第三号穴・第四号穴の壁に線刻がある。

なかでも第二号穴奥壁に描かれた線刻は舟戦の様子を表現したものらしく、画面左にへさきを右に向け、前と後ろに楯を立てた舟があり、その中央に冠を付け、みずらに結って首には玉を付けた人物が描かれ、その上には右に向かって矢をつがえた弓を描く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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