洞ケ峠を決め込む(読み)ほらケとうげをきめこむ

ことわざを知る辞典 「洞ケ峠を決め込む」の解説

洞ケ峠を決め込む

自分に確たる信念がなく、形勢を見て分のいいほうに付き従う。日和ひより的な態度をとる。

[使用例] おそらく勝海舟は、〈略〉かんじんのときには、どこか片隅にひっこんで洞が峠をきめこんでいたくせに、いまごろになって、熱にうかされたように、瘠せ我慢の必要を説く福沢諭吉に、最初は当惑のようなものを感じたであろう[花田清輝*「慷慨談」の流行|1961]

[解説] 信長没後、羽柴秀吉明智光秀が京都山崎で戦った際に、筒井順慶が洞ケ峠に軍をとどめて戦いの形勢を望観し、有利な方に味方しようとしたという故事によるといわれます。

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