洞仙寺良悦(読み)どうせんじ・りょうえつ

朝日日本歴史人物事典 「洞仙寺良悦」の解説

洞仙寺良悦

生年生没年不詳
江戸初期の仙台藩牡鹿郡桃浦(石巻市)洞仙寺住職。植林事業に貢献した。あるとき狩猟姿の武将に対し,富国策の第一は植林にあることを説いて,藩政批判,相手が伊達政宗と知り打ち首を覚悟したが,反対に賞として寺領を賜ったと伝えている。仙台城周辺の杉林は彼の手によるものと伝えられ,彼はその後も杉苗を育て続けたといわれている。

(齋藤鋭雄)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「洞仙寺良悦」の解説

洞仙寺良悦 どうせんじ-りょうえつ

?-? 江戸時代前期の僧。
陸奥(むつ)牡鹿郡(おしかぐん)桃浦(もものうら)(宮城県石巻市)の曹洞宗(そうとうしゅう)洞仙寺の住持。仙台藩主伊達政宗に植林の重要性を説き,意見をいれられて各地に杉をうえた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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