日本歴史地名大系 「洞爺湖電気鉄道」の解説 洞爺湖電気鉄道とうやこでんきてつどう 北海道:胆振支庁虻田町虻田村洞爺湖電気鉄道現在の虻田町にあった鉄道。国鉄長輪(おさわ)線(のちの国鉄室蘭本線、現JR室蘭本線)の虻田駅(現JR洞爺駅)と洞爺湖の湖畔(こはん)駅を結んだ。国鉄長輪線の工事が始まると、洞爺湖への連絡線として鉄道敷設問題が浮上し、板谷順吉(小樽の板谷商船社長、のちの洞爺湖電気鉄道社長)などにより免許出願があり、大正一五年(一九二六)七月に許可となった。昭和二年(一九二七)五月に洞爺湖電気鉄道株式会社が設立され、翌三年三月工事に着手し、同年一二月に延長八・六キロの単線、軌間一〇六七ミリ、直流六〇〇ボルトの電気鉄道が竣工した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by