津久根村(読み)つくねむら

日本歴史地名大系 「津久根村」の解説

津久根村
つくねむら

[現在地名]越生町津久根

黒岩くろいわ村の北、成瀬なるせ村の南、越辺おつぺ川右岸の山間地に立地。天文一二年(一五四三)に記された長昌山龍穏寺境地因縁記(龍穏寺文書)に「今、築根村于在道灌屋敷」とみえ、太田道灌の屋敷があったという。田園簿に村名がみえ、田高一二石余・畑高四四石余、幕府領。寛文八年(一六六八)検地があり(風土記稿)元禄郷帳では高八二石余。延享三年―天保三年(一七四六―一八三二)間は三卿の田安領(「田安領知村高記」葛生家文書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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