津積村(読み)つつみむら

日本歴史地名大系 「津積村」の解説

津積村
つつみむら

[現在地名]行橋市津積

西谷にしたに村の西、御所ごしよたに北麓に位置し、南部は大半が山地。天文九年(一五四〇)一一月一〇日の末武直氏譲状(萩藩閥閲録二)に「京都郡吉田庄内堤村弐拾石地」とみえ、末武直氏が子の重松丸に譲与している。元和八年人畜改帳にも堤村とみえ、高四八二石余、家数四二・人数八一(うち百姓一一・名子一六)、牛一三・馬四。元禄国絵図では津積村と記され、高三四一石余。郷村高帳では高五五五石余、うち新田高二七石余。旧高旧領取調帳では高五二一石余。御所ヶ谷ほとぎ山山頂の巨岩の下に、幕末の漢詩人村上仏山の詩集を門人たちが納めた蔵詩巌ぞうしがんがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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