最新 地学事典 「津軽鉱」の解説
つがるこう
津軽鉱
tsugaruite
化学組成Pb28As15 S50Clの鉱物。直方晶系,空間群P2nn,格子定数a0.80774(10)nm, b1.51772(16), c3.8129(4),単位格子中の分子数16。ヨルダン鉱ホモロガスシリーズ(Pb-Sbクロロ硫塩(N=4))。色:鉛灰色,金属光沢,条痕:鉛灰色,多色性:弱い,緑色を帯びた白~緑色を帯びた灰白,異方性:弱い~中,暗灰~暗い黄灰~暗緑灰,反射能34%(470nm),32(546),31(589),30(650)。長さ2mm,幅0.04mmの[001]に伸長した{010}に板状の自形結晶の放射状集合,硬度2.5〜3,VHN25=5.4〜94.9kɡ/mm2,比重6.83(計算値)。原産地の青森県湯の沢鉱山では熱水脈中にヨルダン鉱・ウルツ鉱・白鉄鉱・方鉛鉱・重晶石と産出。命名は原産地の郡名に由来。参考文献:Biagioni et al. (2021) Can. Min., Vol.59: 125
執筆者:清水 正明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

