洪水調節(読み)こうずいちょうせつ(その他表記)flood control

翻訳|flood control

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「洪水調節」の意味・わかりやすい解説

洪水調節
こうずいちょうせつ
flood control

ダムなどによって洪水流量を一時貯留し,下流に流れる洪水量を調節すること。ダムによる洪水調節には全量貯留方式や一定量放流方式など種々の方法があるが,どういう方式をとるかは,それぞれの河川の洪水の特性や下流の状況などによって決められる。洪水調節のためのダムは,渇水補給 (利水) の機能も果す多目的ダムとして造られる場合が多い。平地部の洪水調節には,河川周辺の低地に自然のままで洪水を遊ばせる遊水池や,越流堤などの施設によって,洪水時のピーク流量を減らす調節池などによる方式がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む