(読み)ジュン

デジタル大辞泉 「洵」の意味・読み・例文・類語

じゅん【洵】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ジュン(呉) シュン(漢) [訓]まこと
まことに。本当に。「洵美
[名のり]のぶ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「洵」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 9画

[字音] ジュン・シュン
[字訓] まこと

[説文解字]

[字形] 形声
声符は旬(じゅん)。〔説文〕十一上に川の名とする。〔詩、風、静女〕「洵(まこと)に美にして且つ異なり」のように副詞に用いることが多く、また〔詩、風、撃鼓〕に「于嗟(ああ)洵(とほざ)かれり」、〔爾雅、釈言〕に「均(ひと)し」とあり、いずれも古くからの用法である。

[訓義]
1. まこと、まことに。
2. とおい、はるか。
3. 旬と通じ、ひとしい、あまねくひとしい。
4. (げん)と通じ、涙が流れる。

[古辞書の訓]
名義抄〕洵 マコト 〔字鏡集〕洵 ノコフ・マコト

[語系]
洵・恂siunは同声。恂は〔説文〕十下に「信心なり」とあり、洵は多くその副詞形として用いる。徇ziuenも声近く、声義に通ずる字である。

[熟語]
洵兮洵然洵直洵涕・洵美

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android