化学辞典 第2版 「活性型ビタミンD」の解説
活性型ビタミンD
カッセイガタビタミンディー
active form of vitamin D
1,25-dihydroxyvitamin D3(1,25-dihydroxycholecalciferol).C27H44O3(416.64).H.F. DeLucaら,およびE. Kodicekらのビタミン D3 の代謝産物の研究によって,ビタミン D3 は肝臓で25-ヒドロキシコレカルシフェロールになり,ついで腎臓に至り1,25-,24,25-,25,26-ジヒドロキシ体に変換され,これらのものが小腸または骨組織に移行して,そこでCaの輸送を促進することが明らかになった.このうち,1,25-ジヒドロキシ体はビタミンD活性を示す本体であるので,活性型ビタミンDとよばれる.[CAS 32511-63-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報