骨組織(読み)こつそしき

精選版 日本国語大辞典 「骨組織」の意味・読み・例文・類語

こつ‐そしき【骨組織】

〘名〙 動物結合組織一つ。骨を構成する組織で、骨細胞骨質とからなる。骨質は血管神経の通るハバーズ管を年輪状にとりまき、骨細胞はその中に点在する。軟骨組織に対して硬骨組織ともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「骨組織」の意味・読み・例文・類語

こつ‐そしき【骨組織】

骨を構成する結合組織。燐酸りんさんカルシウムなどを含む硬い骨質と、その内部に点在する骨細胞とからなる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の骨組織の言及

【組織】より

…未分化細胞から特定の形態と機能をもった組織が分化する過程(組織分化または組織発生)の研究にも,組織培養法は有力な手段として利用されている。
【動物の組織】
 動物の組織は形態と機能から,上皮組織,結合組織,軟骨組織,骨組織,血液とリンパ,筋組織,神経組織に分けられる。また,発生学的に上記の結合組織から血液とリンパまでの5組織はすべて間充織(間葉組織)に由来する。…

※「骨組織」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

少子化問題

少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...

少子化問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android