活着(読み)カッチャク

デジタル大辞泉 「活着」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ちゃく〔クワツ‐〕【活着】

[名](スル)移植挿し木接ぎ木をした植物が、根づいて生長すること。

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精選版 日本国語大辞典 「活着」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ちゃくクヮッ‥【活着】

  1. 〘 名詞 〙 さし木、つぎ木、移植などをした植物が、根づいて生長すること。
    1. [初出の実例]「活着の藷の畠を雉荒す」(出典:旅塵を払ふ(1977)〈阿波野青畝〉)

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世界大百科事典(旧版)内の活着の言及

【接木】より

…これは〈高接〉と呼ばれ,この場合の旧品種は中間台木と呼ばれる。
[接木の活着と親和性]
 台木と接穂の形成層が切断面でぴったり接着すると,形成層近くの柔細胞が分裂を開始して互いに癒着し,やがてその一部から新しい通導組織が分化して台木から接穂へと養水分が供給され,接穂が生育を開始する(これを活着という)。形成層がさかんに活動するのは4~5月と9~10月なので,この時期あるいはその少し前に接木をすると,形成層近くの柔細胞の分裂もさかんで,癒合組織の形成が早く活着しやすい。…

※「活着」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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