流行色(読み)リュウコウショク

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「流行色」の意味・読み・例文・類語

りゅうこう‐しょくリウカウ‥【流行色】

  1. 〘 名詞 〙 衣料品や工業製品などの色として、ある時期に流行する色。
    1. [初出の実例]「流行色(リウカウショク)で化粧して」(出典:新種族ノラ(1930)〈吉行エイスケ〉断髪女を連れて航空港をご出発)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「流行色」の意味・わかりやすい解説

流行色
りゅうこうしょく

ファッション用語。一般には,流行している色をいうが,ファッション業界では流行するであろう服の色または流行させたい服の色を含む予測色を意味している。後者の意味での流行色はファッションの国際化に伴い,世界各国のさまざまな機関によって組織的に決定されている。日本では社団法人日本流行色協会 JFCA (1953創立) が,イギリスではイギリス色彩協議会 BCC (30創立) ,アメリカではアメリカ色彩協会 CAUSや織物色標協会 TCCA,フランスではビルビル社やロフィシェル社などによって決定されており,さらに 1963年にそれらを糾合して第1回国際流行色委員会 ICFTCがパリで開催されている。こうした流行色の国際化と画一化は,今後ますます助長されることが予想される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む