浄谷寺(読み)じようこくじ

日本歴史地名大系 「浄谷寺」の解説

浄谷寺
じようこくじ

[現在地名]富田林市富田林町

富田林興正とんだばやしこうしよう寺別院北西方にあり、旧富田林御坊寺内町の一画をなす。融通念仏宗、半偈山三仏院と号し、本尊阿弥陀如来。弘安九年(一二八六)真証の創建で、もと毛人谷えびだに村にあったが、のち現在地に移転。富田林御坊御禁制書其外諸証拠書写(京都大学蔵杉山家文書)によると、元和六年(一六二〇)当寺建立に際し富田林御坊に対し「不敬ケ間敷儀仕間敷」と寺内町で一札を入れており、この頃には移転していたと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 銘文 寄進 境内

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