日本歴史地名大系 「浅草浅留町」の解説 浅草浅留町あさくさあさとめちよう 東京都:台東区旧浅草区地区浅草浅留町[現在地名]台東区松が谷(まつがや)一丁目浅草専光寺(あさくさせんこうじ)門前の北、新堀(しんぼり)川西岸にある。東は往還・河岸地・新堀川を隔てて浅草本願寺、西・北は武家地。この辺りはかつての沼地を埋立てた地で、寛永一九年(一六四二)三十三間(さんじゆうさんげん)堂が建立された。そのためこの辺り一帯は堂前(どうまえ)と通称される。元禄一一年(一六九八)同堂は焼失して深川へ移った。翌一二年堂跡地のうち三八五坪が下谷山崎(したややまざき)町一丁目の代地となり、同年三月町並屋敷となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by