浅草西鳥越町(読み)あさくさにしとりごえまち

日本歴史地名大系 「浅草西鳥越町」の解説

浅草西鳥越町
あさくさにしとりごえまち

[現在地名]台東区鳥越とりごえ一―二丁目・浅草橋あさくさばし三丁目

浅草元あさくさもと鳥越とりごえ町の西にある。明治五年(一八七二)八月旧武蔵忍藩松平(奥平)氏下屋敷地や近隣の武家地を合併して起立された。西部から南部にかけて鳥越川(三味線堀川)が流れ、北西隅にはたか橋が架けられていた。沿革図書によれば、大部分は延宝年中(一六七三―八一)以降松平氏屋敷が占め、同氏が陸奥白河しらかわ(現福島県白河市)、伊勢桑名くわな(現三重県桑名市)、武蔵おし(現埼玉県行田市)など城地・所領を移しても同氏屋敷地として続いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android