浅葱にやる(読み)あさぎにやる

精選版 日本国語大辞典 「浅葱にやる」の意味・読み・例文・類語

あさぎ【浅葱】 に やる

  1. いいかげんにすませる。
    1. [初出の実例]「五とせあまり春を夢となし、蝶の定紋も付ず、もめんを浅黄にやって、世はかろく暮して埒をあけぬ」(出典:浮世草子・西鶴置土産(1693)一)
  2. わざと駕籠(かご)を遅くすることをいう、駕籠かき仲間の隠語
    1. [初出の実例]「おそくやる事を柳にやるといひやすを、〈略〉今はね、あさぎにやるといひやす」(出典:洒落本・品川楊枝(1799))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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