日本大百科全書(ニッポニカ) 「浅間砂」の意味・わかりやすい解説 浅間砂あさますな 長野県の浅間山周辺に産する火山砂礫(されき)で、園芸用土とされる。砂礫には稜角(りょうかく)があり、凹凸面もあるので、排水、水分の保持力などに優れ、灰黒色または黒褐色のため太陽光線の吸収もよい。園芸用には山草類の鉢植え、庭土との混用、ロック・ガーデンの培養土として利用する。火山砂礫のため酸性で、土壌酸度はpH5以下のものが多い。[堀 保男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例