稜角(読み)リョウカク

デジタル大辞泉 「稜角」の意味・読み・例文・類語

りょう‐かく【×稜角】

とがったかど。かど。
多面体の稜が作る二面角
[類語]一隅片隅すみ隅っこ端っこ突角一角

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「稜角」の意味・読み・例文・類語

りょう‐かく【稜角】

〘名〙
① かど。とがったかど。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「昼は稜角の玻瓈(ビードロ)七色を幻し、賽金粉(まがひきんのこ)の光と相射る」 〔韓愈‐南山詩〕
② 転じて、鋭敏できつい性格。角(かど)
帰省(1890)〈宮崎湖処子〉三「渠等が忍耐して稜角を殺(そ)ぎ、下等の小作人と伍し得たるは」
数学で、二つの面が相交わってなす一種の角のこと。

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普及版 字通 「稜角」の読み・字形・画数・意味

【稜角】りようかく

とがったかど。唐・韓〔南山詩〕、稜角を出だし 縷(るみやく)碎けて

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