浜尾村(読み)はまおむら

日本歴史地名大系 「浜尾村」の解説

浜尾村
はまおむら

[現在地名]須賀川市浜尾

須賀川村の東、阿武隈川西岸の氾濫原に立地。古くは相会あいかい村、次いで北沢きたざわ村と称したが、室町時代二階堂為氏の叔父民部大輔が、当地に構えた館を鎌倉の旧居の名をとり浜尾御殿と称したことから、浜尾となったという(「藤葉栄衰記」ほか)。ハマノともいう。天正一七年(一五八九)一一月二二日の伊達政宗充行状写(伊達家文書)に「浜のせ七百貫文」とみえ、守屋筑後守俊重に須賀川城攻めの功に対する加恩として与えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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