浜挵(読み)はまぜせり

精選版 日本国語大辞典 「浜挵」の意味・読み・例文・類語

はま‐ぜせり【浜挵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 浜辺を貝などをあさって歩くこと。浜あさり。
  3. 江戸時代大坂で、河岸をうろついて下級街娼(がいしょう)である浜君を買うこと。磯ぜせり。
    1. [初出の実例]「日がくれるとはまぜせり、挙句に此比は夜見せ狂も付たげな」(出典:浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android