浜田青陵賞(読み)ハマダセイリョウショウ

デジタル大辞泉 「浜田青陵賞」の意味・読み・例文・類語

はまだせいりょう‐しょう〔‐シヤウ〕【浜田青陵賞】

考古学や古代文化の研究において、顕著な業績のあった新進の研究者・団体に贈られる賞。昭和63年(1988)、大阪府岸和田市と朝日新聞社により創設名称は同市出身の考古学者、浜田耕作(青陵)にちなむ。

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知恵蔵 「浜田青陵賞」の解説

浜田青陵(せいりょう)賞

日本の科学的考古学の開拓者で、京都大学に初の考古学講座を開いた浜田耕作(号・青陵)を顕彰、没後50周年を記念して、郷里の大阪府岸和田市と朝日新聞社が学界賛同を得て1988年に創設した学術賞。遺跡遺物資料とする考古、歴史、美術史その他関連諸科学の研究者が対象。第20回の受賞者は難波洋三(京都国立博物館)。 第19回までの受賞者は以下の通り。 第1回(88年)=東野治之(大阪大) 2回=都出比呂志(大阪大) 3回=小林達雄(国学院大) 4回=青柳正規(東京大) 5回=田中淡(京都大) 6回=春成秀爾(国立歴史民俗博物館) 7回=千田稔(奈良女子大) 8回=武田佐知子(大阪外国語大) 9回=山中敏史(奈良国立文化財研究所) 10回=菊池俊彦(北海道大) 11回=甲元真之(熊本大) 12回=上原真人(京都大) 13回=岡村秀典(京都大) 14回=今村啓爾(東京大) 15回=寺沢薫(奈良県教委) 16回=宮本一夫(九州大) 17回=佐藤洋一郎(総合地球環境学研究所) 18回=中村慎一(金沢大) 19回=福永伸哉(大阪大) 20回=難波洋三(京都国立博物館)

(天野幸弘 朝日新聞記者 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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