浦上信徒弾圧事件(読み)うらがみしんとだんあつじけん

旺文社日本史事典 三訂版 「浦上信徒弾圧事件」の解説

浦上信徒弾圧事件
うらがみしんとだんあつじけん

明治初期のキリスト教徒弾圧事件
鎖国後も固い信仰を守り続けた長崎浦上の隠れキリシタンに対し,明治政府は1868〜69年にかけて幕府以上の弾圧を強行したが,列国公使の抗議にあい,1873(明治6)年切支丹禁制の高札廃止布教を黙認した。この事件の背景としては,すでに江戸時代,1790(寛政2)年,1842(天保13)年,'56(安政3)年,'65(慶応元)年と4回にわたる弾圧があった。

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