浦伝ふ(読み)ウラヅタウ

デジタル大辞泉 「浦伝ふ」の意味・読み・例文・類語

うら‐づた・う〔‐づたふ〕【浦伝ふ】

[動ハ四]浦々を伝って行く。舟で海辺に沿って行く。
「岩越ゆる荒磯波にたつ千鳥心ならでや―・ふらむ」〈千載・冬〉

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精選版 日本国語大辞典 「浦伝ふ」の意味・読み・例文・類語

うら‐づた・う‥づたふ【浦伝】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 浦から浦へと移動して行く。海岸に沿って行く。
    1. [初出の実例]「浦づたふ磯のとまやの楫枕ききもならはぬ波の音かな〈藤原顕広〉」(出典:久安百首(1153)雑下)

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