浦崎検校(読み)うらさきけんぎょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浦崎検校」の解説

浦崎検校 うらさきけんぎょう

?-? 江戸時代後期の地歌・箏曲(そうきょく)家。
京都の人。安村検校門人。寛政13年(1801)検校となる。弟子の八重崎検校らとともに既成の地歌三味線曲と合奏するため「里の暁」「末の契」「深夜の月」などの箏の旋律作曲,箏組歌の普及にもつとめた。名は了栄一。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の浦崎検校の言及

【末の契】より

松浦検校作曲の京風手事物。箏本手を浦崎検校(1810登官),箏替手を八重崎検校が作曲したが,現在は,前半は本手を用い,〈荒磯伝ふ〉から替手の箏をつないで利用している。作詞は後楽園とも四明居(しめいきよ)とも号した三井次郎右衛門高英。…

※「浦崎検校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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