浦越古墳群(読み)うらごえこふんぐん

日本歴史地名大系 「浦越古墳群」の解説

浦越古墳群
うらごえこふんぐん

[現在地名]総社市久代 浦越

新本しんぽん川中流域の北岸、正木まさき山の山麓に築かれた、大小円墳約五〇基からなる古墳時代後期の大群集墳。大正六年(一九一七)耕地整理によって、水田開墾の前に大破壊を被る。昭和一七年(一九四二)永山卯三郎の収録した分布図には円墳二九基を載せている。その後も破壊が続き、現在では中規模の露出した横穴式石室一基のほか潰された古墳の跡数ヵ所を残すにすぎない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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