浮世は一分五厘(読み)うきよはいっぷんごりん

精選版 日本国語大辞典 「浮世は一分五厘」の意味・読み・例文・類語

うきよ【浮世】 は 一分五厘(いっぷんごりん)

  1. ( 「一分五厘」は銀貨値段 ) この世のことは、それほどねうちのあるものではないの意。世の中を軽くみていう語。一説に「一分五厘」は一人一日の米代という。浮世三分五厘
    1. [初出の実例]「万の病は心から、一寸さきはやみの夜、うき世は一分五りんづつ、人参入てあげたらば御ほんぶくとぞ申ける」(出典:浄瑠璃・源氏冷泉節(1710頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android