浮出(読み)うきだし

精選版 日本国語大辞典 「浮出」の意味・読み・例文・類語

うき‐だし【浮出】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 表面に浮いて現われること。浮き出すこと。
  3. うきだしいんさつ(浮出印刷)」の略。
  4. 装束類の浮線綾(ふせんりょう)のこと。のちには浮き出し織りをいう。
    1. [初出の実例]「窓掛は海老茶の毛織(けおり)に浮出(うきだ)しの花模様」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android