浮嚢橋(読み)ふのうきょう(その他表記)floating bridge

翻訳|floating bridge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浮嚢橋」の意味・わかりやすい解説

浮嚢橋
ふのうきょう
floating bridge

おもに戦場河川池沼などを渡るためにかける浮嚢 (浮き袋) で支えた橋。浮嚢の材料として折りたたみ舟,浮嚢舟,ズック舟,アーベル嚢などがある。アーベル嚢は耐水性麻布製の嚢で重量約 6kg,嚢の中に麦わら,パンヤ,枯れ草などを詰めたもの。この嚢の上に板を載せれば徒橋となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android