浮烏(読み)うかれがらす

精選版 日本国語大辞典 「浮烏」の意味・読み・例文・類語

うかれ‐がらす【浮烏】

〘名〙
月夜に浮かれて、ねぐらに落ち着かずに鳴き騒ぐカラス浮気烏
※新撰六帖(1244頃)六「月さえて山はこずゑのしづけきにうかれがらすのよただ鳴くらん藤原光俊〉」
② 夜分浮かれ歩く人。遊客などをいう。浮気烏。
狂歌古今夷曲集(1666)恋「終夜ないつ笑ふつかたるをぞうかれ烏と人のいふべき」

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